2月26日、1月に続いて再び静岡県を訪れていました。
今回は蒸気機関車で有名な大井川鐵道へ。
但し今回の目当ては蒸気機関車ではありません。
新金谷に入線してきた元南海の21000系(ズームカー)。
普段は普通列車として走るズームカーですが、
この日はかつての活躍を再現する特別なツアー列車として運行されます。
ズームカーには南海電鉄で活躍していた当時の面影が随所に残っています。
旧型客車とのツーショットはかつての南海と国鉄の接続駅を彷彿とさせます。
特別に用意された南海時代の急行円盤(ヘッドマーク)を取り付けて出発準備が完了。
新金谷でツアー参加者を乗せて千頭へ向けてズームカーの急行が走ります。
2両ながら急行円盤を掲げて千頭へ向かうズームカー。
普段は蒸気機関車の撮影で賑わう青部~崎平間の橋梁でも撮影。
元々南海高野線を舞台に活躍したズームカー。山間を走る光景がよく似合います。
16000系の普通列車に続いて、回送でもう一編成のズームカーが千頭へ向かいます。
折り返しの千頭ではツアー参加者向けの撮影会が行われていました。
運転中に掲げられた円盤以外に和歌山港や水軒など晩年に活躍した頃の行き先を掲げる一幕も
千頭で構内入換を行い4両編成となりました。
珍しいズームカーの入換のシーンにツアー参加者の熱い視線が注がれます。
下泉~田野口間で新金谷に戻るズームカーを捉える。
急行円盤を掲げた上での4両運転で、南海高野線で活躍した当時の姿が蘇りました。
最後尾には臨時円盤が取り付けられ更にファンの目を楽しませてくれます。
川根温泉笹間渡駅付近をゆっくりと進むズームカー。
同じ地点から後方も撮影。満開の河津桜も写り込みました。
イベント列車は新金谷に戻り、この日の運転は終了。
車庫で重連を解き、「普通」ヘッドマークが取り付けられ普段の姿に戻っていきました。