2022年6月25日土曜日

阪堺の古豪揃い踏み②

今回も引き続き阪堺電車の撮影記です。

南海高野線をアンダーパスし、紀州街道に差し掛かるモ162号
バックにはあべのハルカスも望めます。

振り返って後追いでも撮影。
東玉出電停付近にはレトロな車も止まっていました。

塚西電停付近を走るモ166号
このあたりは道路の北向き車線が軌道と被っており、
自動車と一緒に走ってくるのが当たり前となっています。

東粉浜我孫子道から折り返してきたモ162号を撮影。

同じく東粉浜我孫子道行きとしてやってきたモ166号を撮影。
ファンにと共に沿線の人々も見守ります。

停車中に細かいディテールも観察。
灯火類の形状が特にレトロさを感じさせてくれます。

住吉大社方向へ走り去るモ166号

お好み焼き屋さんの店先から恵美須町行き601形を撮影。

住吉鳥居前でこの日上町線で運用されていたモ164号を捉えられました。

住吉大社の太鼓橋から鳥居越しにモ162号モ166号のすれ違いを狙ってみました。

今度は上町線に乗りつつ撮影を続けます。
帝塚山四丁目を出て神ノ木への勾配を駆け上がるモ164号

最後は東天下茶屋モ164号を待ち受けます。

東天下茶屋に入る164号を撮影してこの日は終了。
残念ながらモ161号は先に入庫したため撮影は出来ませんでしたが、
一日中モ161形を撮影出来て大満足な一日となりました。


YouTubeで今回の記事と同じ場面の動画を公開しております。

2022年6月21日火曜日

阪堺の古豪揃い踏み①

今年の5月5日こどもの日、阪堺電車モ161形4車両が一斉に運行されました。
滅多にないモ161形の同時運行とあって沿線には多くのファンが集まりました。

私もモ161形をひと目見に阪堺線恵美須町にやってきました。

恵美須町は2020年(令和2年)に駅舎を移転しています。
久しく訪れていなかったので新しいホームから乗るのは今回が始めてです。

新今宮方面からモ161形166号がゆっくりと入線してきました。

この日はこの166号以外に、161号162号164号が通常運行に入っていました。

撮影もそこそこに早速、166号に乗り込みます。
一般客も乗車できる通常運行は大変ありがたいです。

降車を知らせるボタンも時代を感じさせます。

冷房装置を搭載しない高い天井。
車体が動き出すと車内を通り抜ける風と共に長い吊り革が一斉に揺れて情緒があります。

途中で同型の162号とすれ違い。これも同時運行ならではの光景です。

沿線でも撮影してみようと思い、聖天坂で途中下車。


先程すれ違った162号聖天坂で見送ります。

モ161形が来ない間に聖天坂周辺を散策します。
道中でモ161形に負けないくらい時代を感じるお蕎麦屋さんを見かけました。

坂の上から阪堺の踏切を狙ってカメラを向けてみました。

聖天坂の踏切に戻って162号166号のすれ違いを無理やり撮影(笑)

聖天坂に停車する166号
この日は断続的に恵美須町↔我孫子道の運用に入っていました。

当日のモ161形運行の模様を動画でも撮影したのでどうぞ御覧ください。

2022年6月11日土曜日

名古屋を駆けるいぶし銀

2022年2月、去就が注目される名古屋市営地下鉄3000形を求めて愛知を訪れていました。

撮影地に向かう際、鶴舞線の乗り場に向かうとちょうど3000形が入線。
訪れた当時でも3000形は2編成しか残っておらず幸先良いスタートです。

窓の少ない先頭部や額縁が省略された広告枠など3000形のレトロな内装を眺めます。


この日撮影に訪れたのは名鉄豊田線黒笹駅
この駅はホームが曲線になっているため車掌さんが中間車で扉扱いを行っていました。

黒笹駅の豊田市方で撮影を開始。
現在、鶴舞線の主力となっている3050形がやってきました。

豊田市で折り返してきた3000形を撮影。
この編成は今年の3月に引退したので、その直前の姿を収めることが出来ました。

黒笹に停車中の3000形
運転席周りの角張ったガラス配置も3000形の特徴の一つです。

こちらは3000形の後継車両として登場したN3000形です。
2012年から順次導入されています。

一方、地下鉄鶴舞線名鉄豊田線には名鉄側の主力として100系も走っています。

出っ張った前照灯と名鉄の社章をあしらった窓下のステンレス板が特徴です。

100系は同じスタイルで比較的製造年次が浅い車両も在籍していますが、
3000形に負けず劣らずレトロな雰囲気を醸し出しています。

行先表示器や運用番号が幕式のまま更新されていないのも個人的にはポイントが高いです。

鶴舞線3000形は現在、最後の1編成が活躍中ですが、
名鉄100系も今後の去就が気になります。

2022年6月6日月曜日

城下町を走る「みかん電車」

2022年4月に松山を訪れた際に市内を走る伊予鉄道の路面電車を撮影してきました。
みかん色に統一された在来車や新型の低床電車など様々な電車を見ることが出来ました。

早朝に散策がてら大街道から東に歩きながら撮影開始。
早速、来年で車齢70年になるモハ50形54号が現れました。

比較的古い車両が多い市内線ですが、低床電車の割合も増えてきています。
2002年に導入されたモハ2100形伊予鉄最初の低床電車です。

モハ2100形は現在10両在席しており、
ラッシュ時には写真の様にモハ2100形ばかり集まることもあります。

こちらは2017年に登場した、新型の低床電車モハ5000形です。
この車両も10両導入され、世代交代が大きく進みました。

新型車両の導入で押され気味の在来車両ですが、今注目を集めている車両もあります。
それが写真のモハ50形51号です。

側面に「みかん電車」の掲示があり、つり革をよく見るとみかん(の模型)が付いています。
伊予鉄と地元のJAが協力して愛媛みかんをPRする電車です。

この「みかん電車」もともとは冬季限定で運転されていましたが、
この4月から通年運行となり、担当車両として最古参の51号が選ばれました。

「みかん電車」は特に決まった時刻で運転されることはなく、
ランダムに通常列車に充てられるので松山に行った際は是非探してみて下さい。

元京都市電のモハ2000形もみかん色になって現在も活躍中です。

お気づきの方も多いと思いますが、
この2004号は行先表示器がフルカラーLEDに換装されています。

新旧様々な車両が楽しめる伊予鉄道市内線
昼間にはこれに坊ちゃん列車も加わり我々の目を楽しませてくれます。