2012年12月7日金曜日

新宮鐵道百年!

12月1日新宮鐵道開業100周年記念イベントに参加してきました!
12月1日は1912年(大正元年)に現在の紀勢本線紀伊勝浦~三輪崎間が新宮鐵道によって開業された日に当たります。

メインイベント会場は紀伊勝浦駅前
新宮鐵道開業に因んで当時作られた新勝鉄道唱歌の合唱や記念碑の除幕式などが行われ、駅前には大勢の人々が訪れていました。

今回、設置された記念碑には「紀南における鐡道発祥の地」と記されています。
新宮鐵道は紀勢本線の中でも和歌山及び多気以南では開業が最も早く、当時の林業や漁業などで栄えた新宮周辺の経済力の高さや陸上交通の不便さを何としてでも解消したいという地元の人々の思いが感じられます。

駅に掲げられた横断幕には「紀伊勝浦~新宮間 鐡道開通百周年」とあります。
新宮鐵道が新宮まで全線開通させたのは1913年3月で来年の3月にも再び記念イベントが予定されています。

100周年を記念する臨時列車の発車案内
100年前の開業区間に従って紀伊勝浦~三輪崎までの運転です。

100年記念列車の出発式の模様
参加者の中には大正時代の扮装で乗車する方々も居てイベンを大いに盛り上げていました。

臨時幕を出すと共に三輪崎行きを示す副標掲出した105系


記念列車発車直前に新大阪行きの特急くろしお16号と並ぶ姿が見られました。


紀伊勝浦駅に隣接する築地公園でもイベントに合わせて保存するC58 353の展示会が行われていました。

開業当時の列車をイメージして国旗が取り付けられ100周年の記念ヘッドマークも掲出

このC58は今年春までは全く手入れされていない状態からここまで整備し直した様で、一部にまだ手入れが行き届いていない所も見られましたが、今後の整備に期待したいところです。