2013年9月24日火曜日

ロングラン列車の乗り継ぎ

 前回の記事から旅はまだ続いておりまして、これが最後の記事になります。
日光を訪れた日は東京の友人宅に宿泊し、9月10日は中央本線高尾駅から旅をスタート

東京近郊の駅としては珍しく1927年(昭和2年)築の重厚な木造駅舎が現役です。

高尾から中央本線をひたすら西へと進みます。 

東京の中央線の主役はオレンジ帯のステンレス車E233ですが、
高尾から西は国鉄時代から変わらす115系が主役です。 

 高尾始発小淵沢行きに乗車

途中駅では長野色の115系同士がホームを挟んで並ぶ姿も

 高尾から2時間20分列車に揺られて山梨県小淵沢駅に到着

 小淵沢は小海線が分岐し、八ヶ岳観光の出発点であるため観光客で賑わっています。

次の松本方面の列車まで30分ほど乗り換え時間があるためお昼は駅そばに 

山賊そば(380円)を注文
常磐線我孫子駅に匹敵する大きな唐揚げが入っていてボリューム満点!

駅そばを食した後、後続の松本行きに乗って一つ隣の信濃境駅で長野県に突入!
駅名の文字通り具合が面白い

信濃境を出発して暫くすると列車右手に茶色い鉄橋がちらっと見えました。
この鉄橋は正式には立場川橋梁と言い、
中央本線が単線の頃に使われていた鉄橋が当時のままで残されています。

列車は西へと進み諏訪湖畔の上諏訪

温泉の街にちなんでホームには足湯も整備されています。 

 松本行きの特急「スーパーあずさ」飯田線から入ってきた213系の並び

 岡谷で松本行きの普通から下車して乗り換え

乗り換えるのはこちらの列車…

 岡谷始発で辰野から飯田線に入り、路線起点の豊橋まで直通するロングラン列車です。

中央本線から飯田線に入る辰野でE127系と遭遇
3月までこの区間を走っていたクモハ123-1「ミニエコー」の後継車両です。

岡谷を出て5時間56分かかって豊橋に到着
田園地帯や渓谷、秘境駅など6時間もの乗車時間で様々な車窓を楽しめました。

9月10日、飯田線を全線乗り通して今夏の青春18きっぷの旅は終了。
久しぶりに18きっぷを5日分フルに使いきって鉄道の旅を満喫できた夏でした。

2013年9月22日日曜日

かつての競争の地、日光

 前回の記事から東北地方は出ましたが、まだまだ旅は続きます。
9月9日の午後、会津若松から会津鉄道鬼怒川温泉
そして鬼怒川温泉から更に南下し、下今市で東武日光行きの列車に乗り換えました。

車両は東武6050系
車内にも幕式の行き先表示が設置されいる変わった車両でした。
近年の車両は車内に液晶やLEDの案内画面を設置するのが当たり前になっているので
これはある意味先見性がある取り組みだったかもしれません。

ボックスシートが並ぶ車内
折りたたみ式のテーブルや座席のクッションが一人ずつ分かれているなど、
少しでも快適に過ごせるよう工夫がなされていました。

 東武日光に到着
後ろに写っているのはJR新宿から乗り入れてきた253系

 屋根が大きく張り出す立派な駅舎が観光客を出迎えます。
駅舎は山小屋をイメージして改修されたそうです。

駅舎を裏から見ると薄緑色の屋根が目立って違った印象を受けます。

駅前から東照宮方面に続く道路
結構な勾配になっていますが、かつてここを東武日光軌道線の路面電車が走っていました。

東武日光軌道線の車両は路線廃止後、岡山電気軌道へ譲渡され現在も活躍しています。
写真は東武色の復元塗装を纏った岡電3000形

一方こちらはJR日光駅

1912年(大正元年)完成に完成した洋館風の駅舎が現役で使用されています。

駅舎2階はギャラリー兼待合室として開放されています。

駅向かいには日光ステーションホテルクラシック、こちらはモダン建築の印象

キレイに整備されている改札口

観光地の駅によくある団体用の臨時改札口も残っています。

普段は閉鎖されていますが、貴賓室もしっかり残っています。

レトロ調な駅名標が設置されていました。

ホームに出てみるとJR線の上を東武の線路が越えているのがよく判ります。
国鉄よりも後に日光に進出した東武が国鉄利用者に自社線をアピールする為、
このような配置にしたよな気がします。

車両は帯色をレトロ調に変更して今年転属してきた205系600番台

 
205系に揺られて40分あまりで宇都宮に到着
宇都宮駅の日光線ホームの駅名標もきっちりレトロ調になっていました。

2013年9月19日木曜日

3年ぶり東北(会津編)

さて、「あいづライナー」会津若松を目指します。 

 列車は磐越西線に入り、磐梯山の麓を西へと進みます。

車中で郡山駅で買った「伊達鶏釜めし」をいただく

 郡山から1時間ちょっとで白虎隊像が出迎える会津若松に到着!

会津若松駅の磐越西線ホームは頭端式
なのでホーム端からこんなカットも撮れます。

逆から見るとこんな構造

 麦わら帽子付き3Dあかべぇ


会津若松から快速「AIZUマウントエクスプレス」に乗車し一気に栃木県の鬼怒川温泉

列車は会津鉄道の気動車2両による運転
途中JR只見線会津鉄道野岩鉄道を経て東武鉄道鬼怒川温泉駅を目指します。

会津若松から山岳線を越えて2時間9分で鬼怒川温泉に到着
途中にはトンネル内に設置された駅や渓谷を大きな鉄橋で越えるなど
大変見応えのある車窓を堪能することが出来ました。

鬼怒川温泉の駅前
その駅名通り東武鉄道きってのリゾート地、鬼怒川温泉の街が広がってます。