2012年9月30日日曜日

東海の関西線

先日、東海エリアの関西本線(春田~蟹江間)へ撮影に出かけてみました。

JR東海の路線だけあって、来る電車は313系中心です。

朝晩のラッシュ時には4両の211系が現れますが、
日中の名古屋〜亀山間の快速や普通には2両の313系が主に使われています。

今回撮影した313系は全て昨年新製されたばかりの313系1300番台でした。
行き先表示がフルカラーLEDになっているのが特徴です。

余談ですが、撮影に訪れた春日~蟹江間にある日光川橋梁は1895年(明治28)に関西鉄道が名古屋~弥富間を開通させた時の建設で、橋脚は当時を偲ばせる煉瓦造りとなっています。

紀勢本線・伊勢鉄道に直通する特急南紀もここを通ります。

鳥羽に向かう快速みえ4両

四日市の石油コンビナートからDD51牽引のタキ貨物もやって来ます。

牽引機は更新色のDD51 1028でした。

2012年9月25日火曜日

臺鐵に乗車(台南編)


高雄から台鉄の最速列車「自強号」に揺られ、36分で台南に到着です。

台南駅は1936年に建設された日本時代の駅舎を今もなお使い続けています。

構内は歴史を感じさせる趣ある佇まいです。

母屋側のホームが大変広く造られていて、日本の在来線との違いを感じました。

広いホームに昔ながらの有人ラッチと日本でお馴染みの自動改札機が並ぶ不思議な光景

ホームの端にダンボールで保護されたバイクが並べられていました。これらは台鉄に預けられたバイクで荷物車に積み込まれ、台湾各地に運ばれます。日本の旧国鉄にあったチッキの制度と似ていますね。

駅の片隅にあった謎の車両

台鉄の通勤電車EMU500

よく見るとこの車両、側面に乗務員扉がありません。
扉扱いは車掌が客室内から行います。

2012年9月19日水曜日

臺鐵に乗車(高雄編)

台湾南部の大都市高雄から台湾の古都台南まで台鉄(台湾鉄路管理局)に乗車しました。

1枚目の写真が現在の高雄駅、2枚目が旧駅舎で今は資料館となっています。

高雄駅構内には日本時代のSLの写真が飾られ、改札口にはオムロン自動改札機が設置されており新旧の日本を感じることができます。

日立が作った太魯閣(タロコ)列車。台湾の人に親しまれてるようで何より

高雄駅では現在、台湾高鐵の乗り場を作るため、台鉄のホームを移設して高鐵の建設準備が進められています。

ホームに行ってみると、止っていた莒光(きょこう)郵便車が連結されていました!

車体には中華郵政のマークと「郵 政」の文字が

車内には区分台はなく郵便物・荷物の輸送のみを行うようです。車端部には職員の休憩室もあります。

莒光(きょこう)は機関車牽引の速達客車列車。日本には消えてしまった物が台湾では今もなお活躍しています。

2012年9月17日月曜日

台湾高鐵

今回の旅の中で台北~左營間と台南~台北間で台湾高速鉄道に乗車してきました。

台北駅の発車案内。「月台」という文字が見えますが、とはプラットホームの意味です。

台湾高鉄にも自由席があって、「自由座」と案内されています。

車内の見た目は700系新幹線とほぼ同じです。


ただ、新幹線との大きな違いとして、数箇所の窓が緊急脱出用になっていて、脱出用のハンマーも設置されています。

通路上のLED案内も日本と一緒です。

台北から1時間36分で終点の左營に到着しました。
左營は地下駅の台北と違い地上駅なのでとても開放的です。

隣には台湾国鉄の新左營駅があります。

駅コンコースはまるで空港ターミナルの様です。

台湾高鉄の自動改札機。
磁気タイプ乗車券の挿入口とQRコード読み取り装置がついています。

2012年9月14日金曜日

台湾の建築

9月9日~11日にかけて再び台湾を訪れました。今回は現地で見た建物を紹介します。

1枚目の写真は台北城小南門、台北城は日本統治時代に取り壊されていますが、台北市内の所々にかつての城門が保存されています。

日本時代の台湾総督府の庁舎、この立派さにはいつ見ても目を見張る物があります。
現在は中華民国総統府として使用されており、今もなお台湾を代表する建物として機能しています。
政府の重要施設とあって周辺にはバリケードを備えた軍の車両が常駐しています。

日本時代の台湾銀行本店、現在も同名の銀行が業務を行っています。

台湾銀行は台湾における中央銀行だったため台湾総督府の重要施設として総督府の隣りに建設されました。ちなみに中華民国時代の台湾銀行も2000年までは紙幣の発行も行っていました。

旧台湾総督府交通局、その名の通り台湾の交通・通信を所管する場所でした。現在も政府の交通部が入り、建物の一部は国史館の展示室として一般の人でも入ることが出来ます。

台湾専売局、戦後は公売局として使用された建物です。台湾での専売制度は既に終了しており現在は公売局の後身の会社が引き続き建物を使用しています。

あまり一般の注目はありませんが、台北市内には所々に瓦葺きの古い日本家屋が残されており、かつては日本の一部であったことを実感させられます。

台北市内で見つけた1階にスタバが入るレトロな建物

南に下って第二の都市、高雄の街並みです。店の看板が目立ちます

こちらは台南市にある旧台南州庁舎です。
現在は国立台湾文学院の建物となっています。

台南州庁舎の向かい側に建つ、「119」と書かれた建物は察しの通り消防局の建物です。この建物は1938年の建設当時から今に至るまで表に消防局が入り、裏に警察局が入る合同庁舎として使用されています。