2017年2月16日木曜日

富士山を取り巻く鉄路

1月、2017年最初の旅行として富士山と鉄道を撮影テーマに静岡へ行ってきました。

鉄道撮影で最初に訪れたのは三島から修善寺への路線を持つ伊豆箱根鉄道駿豆線
富士山の麓、三島市を走るこの路線は至る所で富士山を望むことが出来ます。


三島二日町〜大場間の撮影地に到着。
伊豆箱根鉄道のオリジナル車両3000系の背後に富士山を入れて撮影。

暫く撮るうちに「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングの3000系(一次車)も撮影できました。
白と青を基調とした一次車の塗装が沢山雪を戴いた富士山と良く合っています。

ここでお待ちかねの列車が通過。
修善寺行きの特急踊り子105号が国鉄カラーの185系でやって来てくれました。

少し場所を移動して折り返しの東京行き踊り子106号を撮影。

三島駅構内東海道本線から駿豆線の線路に入る「踊り子」
多い日で日に7回こうした光景を見ることが出来ます。

東海道本線から伊豆箱根鉄道への渡り線は三島駅のホーム途中にポイントがあるため、
ポイントを通る車体が干渉しないようホームの一部が曲がって造られています。

伊豆箱根鉄道の後はJRを乗り継いで御殿場線へと向かいます。
途中御殿場線富士岡付近では車窓に新東名高速道路と雄大な富士山が広がります。

御殿場に到着。駅前ではかつて御殿場線で活躍したD52 72がお出迎え。

御殿場駅から30分弱歩いて御殿場線と富士山が望めるポイントにやってきました。

時刻は日没直後。辺りは快晴でも富士山の頂上には微かに雲がかかっています。

夕闇が辺りを覆う最中、
2両の御殿場線の電車が富士の懐に飛び込むかの様に走り去っていきました。

沼津行きの列車が去って数分後、国府津行きの列車がやってきました。
時刻は17時を回っています。日没と寒さと闘いながらの撮影となりました。


静岡市に宿泊し、翌日は久能山東照宮を経て日本平の展望台へ
ここでやっと山頂までくっきりと富士山を見ることができました。

富士山と共に世界遺産に登録された三保の松原のある三保半島や駿河湾も綺麗に見渡せました。

くっきりと現れた富士山頂。冬で空気が澄んでるせいか山肌の細部まではっきり見えました。
ここまで綺麗に見えたのは生まれて初めてかもしれません。

ただ、富士山の天気は長持ちせずバスで日本平を下って東静岡駅に着いた頃にはご覧の通り。
山写真の難しさを感じる旅ともなりました。

2017年1月22日日曜日

参拝客を出迎えた鉄道遺産

昨年12月島根県を訪れた際、出雲大社からほど近くにある廃駅跡に行ってきました。
普通、廃駅跡と言えば主要な建物が撤去され跡地の形から往年の様子に考えを巡らせるものや
建物は残っているものの別の用途に転用され当時の面影があまり感じられないものなどあります。
しかし、今回訪れた旧大社駅は1990年(平成2年)に廃止された当時の状態を留める貴重なスポットでした。

木造で立派な黒瓦が載っている、あたかも屋敷の様な大社駅のメイン駅舎。
1924年(大正13年)に出雲大社への参拝者を迎える駅舎として建設されました。

ここから列車が出なくなって既に四半世紀の時が流れていますが、手入れが行き届き今も原形を留めています。

中央の瓦には国鉄のシンボル、動輪マークがデザインされています。

建物内部も綺麗に残っており、当時の乗客の雰囲気を体験できます。

国鉄末期の雰囲気が残る出札窓口。

廃止当時の運賃表がそのまま掲げられています。

廃止当時の時刻表もそのままありました。
最盛期には大社駅から東京や大阪への直通列車も運転されていました。

中央には木製の出札窓口も保存されています。

木製の出札窓口内部には国鉄の制服や備品などを見ることが出来ます。

ホームに出てみると駅名標やラッチも残っていて正に駅構内の雰囲気。

開口部が非常に狭い精算窓口も当時を忍ばせます。

駅舎の脇には石造りの団体専用ラッチも残っていて最盛期の団体客の多さも想像されます。

かつてのホーム跡にはD51 774が置かれ、駅の雰囲気を高める存在になっています。

大社駅を見学する間、人懐っこくずっとついてきたのら猫。
駅員が居なくなった駅で観光客を出迎える役割を担っているようにも感じました。

2016年12月24日土曜日

大山の麓を往く鉄道

12月中旬、頂上に雪を湛える中国地方最高峰の大山
数日前まで居座った寒波も去ったとあってこの大山の麓で撮影してみることに

大山の麓から鳥取県米子市を流れる日野川にかかる山陰本線の橋梁で撮影開始
伯備線新見から来たキハ120と大山の絡み

米子で折り返してきたキハ120を煙突がよく目立つ王子製紙の工場と合わせてみました。

鳥取米子を結ぶ快速「とっとりライナー」
1両のディーゼルカーですが、軽快に駆け抜けていきました。

朱色のキハ47の2両編成がのんびり鳥取へ向けて走っていきます。

山陰本線のこの区間で一番目を引くのはやはり特急「やくも」
この撮影地に着いた直後の2本のみ在籍するパノラマグリーン車付き編成が通過していきました。

1時間後の「やくも」には非貫通先頭車の編成がやってきました。

この「やくも」、4両の基本編成に3両を増結した7両編成となっていますが、
これは元「くろしお」「こうのとり」で使用されていた381系を入れて新たに組まれた編成とのこと


おまけで米子から境港を結ぶ境線の列車も撮影していました。
終点の境港出身の漫画家水木しげる氏に因んだ鬼太郎ラッピングの気動車が行き交います。

境線の沿線にある米子空港

こちらにも鬼太郎の大きなモニュメントがあるなど水木しげる氏の地元をアピールしています。