今回の高山本線撮影に合わせてレトロな2つの駅を訪れてきました。
1つ目は下呂から一つ岐阜側手前の焼石駅。
木造駅舎に公衆電話と郵便ポストの典型的な田舎駅の要件を全て満たしています。
味がある立体の駅看板
既に閉鎖されて久しい駅事務室。
かつて駅員が常駐し列車の安全を守っていた時代を偲ばせます。
駅舎の建物資産標にはS4年12月の表記
焼石駅の開業日は1929年(昭和4年)4月14日
大きな掲示板で覆い隠されるかつての出札窓口
地元小学校の広報誌が掲示されていました。
まさしく山間の交換駅といった風情が漂う構内
かつての貨物用の側線には保線車用なのか未だにレールが残ってます。
駅付近で咲き誇る桜と通過するワイドビューひだ
続いて2つ目の駅は高山本線を南下して古井と下麻生の間にある中川辺駅
こちらは周辺に住宅も比較的多く、
駅頭には自動販売機や地元の方が手入れする花々も見受けられます。
建物資産標の表記はT11年11月
駅の開業日も同じ1922年(大正11年)11月25日
こちらの出札口も無人駅のため掲示板で封鎖
待合室全体は少し広めの印象
ホームには駅舎ほど古くはありませんが、昔ながらの跨線橋も
鋼材に古レールも使われています。
18時2分にキハ47の飛騨金山行き普通列車がやって来ました。
夕時とあってそこそこの下車客があった印象
今回訪れた両駅とも無人の木造駅舎で建物も全体的に傷んできている状態でした。
民営化から25年以上経ち、こうした駅舎にも終焉が近づいていると感じる訪問でした。