3月5日の夕方、場所は打って変わって南の地高雄。
台湾の港町高雄にある「打狗鐡道故事館」を訪れました。
DT609蒸気機関車
日本の9600形蒸気機関車と同じモデルです。
CT259蒸気機関車
日本のC55形と同形機
車掌室付き貨車
戦後台湾での製造ですが、国鉄の有蓋緩急車(ワフ)によく似ています。
かつて莒光号に連結されていた電源荷物車
戦後日本製の旧型客車
今でも同形車が営業運転に入っていますが、
冷房が付いていないため台湾南部の枋寮~台東を結ぶ1往復のみに運用が減っています。
建物内には営業当時の備品が展示されています。
駅長室には中華民国らしく孫文の肖像画がかかっています。
歴史を偲ばせる制帽や腕章の展示も
かつての高雄港駅の俯瞰
現在貨物ヤードは芝生になり遊歩道が設置されています。
貨車を利用したこんなアートも
ヤード東側には様々なモニュメントが
腕木信号機も保存されていました。
旧高雄港駅から港沿岸に伸びる貨物線は
現在サイクリングロードに整備され自由に歩くことができます。
サイクリングロードではかつての踏切が港へのゲートとして再利用され、
隣接する倉庫街は「駁二芸術特区」としてアートの発信拠点となっています。
訪れた際もPVの撮影が行われていました。