2月20日、21日に実家に戻っていたので、20日は参宮線沿線をブラブラして来ました。
まずは伊勢市駅
今年秋の式年遷宮に向けて駅前広場では急ピッチで整備が進められています。
駅舎についても昨年末に大規模な改修工事が行われ、壁面に木製の駅名標が付きました。
内装も改められ、キヨスクに加えて駅コンビニ(ベルマート)も入居しました。
駅周辺でも撤退して久しい三交百貨店跡ビルの取り壊し工事がようやく始まり、
駅前の宿泊施設も本格的に着工されるなど大きく変化しています。
伊勢市駅が大きく変わる一方、参宮線には昔ながらの佇まいを今に残す駅もあります。
その一つが宮川駅。建物資産標によると昭和12年12月築となっています。
一番目を引くのは大きな琺瑯製の駅名標です。
駅のサイン類でこの手のものは中々見かけません。
ホーム上屋の柱に1915年製の古レールが使われていました。
宮川駅構内。長いプラットホームと中線の跡がかつての参宮線の繁栄を偲ばせます。
長いホームに単行のキハ11がやって来ました。
続いて訪れたのは隣の田丸駅。
田丸の駅舎はかなりの年代物で資産標によると大正元年12月築となっています。
駅舎入口の木製の扉が大変味わい深い
駅名標も昔ながらの木製で、しめ飾りとの相性も抜群
無人駅ながら今も使用されている木造駅舎には独特の風情があります。
ホームから屋根を見るとちょっと家屋みたいですね
停車中の下りキハ11と
跨線橋から線路の先を見るとかつて複線だった参宮線の面影を見ることができます。
この日、最後は紀勢本線川添駅に移動
ここで紀勢貨物の上り列車(2088レ)を待ち受けます。
18時19分、暗闇の中からエンジンの響きとともに紀勢貨物が入って来ました。
この日の牽引機はDD51 802。小雨の中、18時26分ゆっくりと川添駅を後にして行きました。