2017年2月25日土曜日

雪を貫く新幹線

建国記念の日、新快速に揺られ滋賀県米原を訪れていました。

ちょうど寒波が来襲していた時で223系も雪が付着しご覧の有様。

名古屋方面から来る列車には雪は付着していませんでしたが、
北陸本線方面の遅延によりJR東海の列車も数分遅れて運転していました。

米原で一番の主要路線はやはり東海道新幹線
今回、米原を訪れたのも雪の中を走行する新幹線を撮影するためでした。

新幹線の線路ではスプリンクラーが稼働し、積もった雪を溶かす光景が見られます。

多少の遅れはありますが、融雪装置の威力により積雪がある日にも新幹線の運行は維持されています。

雪も止み少し明るい空の下で700系が通過。

少し撮影場所を変えてN700系の通過を撮影。
米原は駅構内に曲線があるため立ち位置により色んな構図で撮影ができます。

気軽に新幹線を撮影できる環境とあって、
この日は雪と休日も相まってホームにはカメラ持参の方が大勢いらっしゃいました。

スプリンクラーの水しぶきを受けながら米原に入線する700系

この日の米原の天気は長持ちせず、
晴れ間から一転雪になり、N700系が雪を巻き上げながら走り去っていきました。

通過するN700系同士が顔を揃える一瞬を捉えました。
右下にスプリンクラーの水しぶきも写り込んでいます。

雪が一旦止めば空は明るくなりこのまま小康状態が続くかと思われました。

しかし、再び雪が降り始め一気に視界が悪くなります。

夕方に近づくほど雪は次第に強さを増していきます。
通過列車からは時より雪の塊と思わる音がしていました。

次第に強まる雪と寒さに耐えながら撮った最後の一枚。
ただ、米原は時間の経つのを忘れるほど撮影に熱中させてくれる場所でした。

在来線ホームに来てみると線路にはしんしんと雪が積もりつつありました。

ちょうどやって来た大阪行きの特急「ひだ」に乗り込み米原を後にしました。

2017年2月16日木曜日

富士山を取り巻く鉄路

1月、2017年最初の旅行として富士山と鉄道を撮影テーマに静岡へ行ってきました。

鉄道撮影で最初に訪れたのは三島から修善寺への路線を持つ伊豆箱根鉄道駿豆線
富士山の麓、三島市を走るこの路線は至る所で富士山を望むことが出来ます。


三島二日町〜大場間の撮影地に到着。
伊豆箱根鉄道のオリジナル車両3000系の背後に富士山を入れて撮影。

暫く撮るうちに「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングの3000系(一次車)も撮影できました。
白と青を基調とした一次車の塗装が沢山雪を戴いた富士山と良く合っています。

ここでお待ちかねの列車が通過。
修善寺行きの特急踊り子105号が国鉄カラーの185系でやって来てくれました。

少し場所を移動して折り返しの東京行き踊り子106号を撮影。

三島駅構内東海道本線から駿豆線の線路に入る「踊り子」
多い日で日に7回こうした光景を見ることが出来ます。

東海道本線から伊豆箱根鉄道への渡り線は三島駅のホーム途中にポイントがあるため、
ポイントを通る車体が干渉しないようホームの一部が曲がって造られています。

伊豆箱根鉄道の後はJRを乗り継いで御殿場線へと向かいます。
途中御殿場線富士岡付近では車窓に新東名高速道路と雄大な富士山が広がります。

御殿場に到着。駅前ではかつて御殿場線で活躍したD52 72がお出迎え。

御殿場駅から30分弱歩いて御殿場線と富士山が望めるポイントにやってきました。

時刻は日没直後。辺りは快晴でも富士山の頂上には微かに雲がかかっています。

夕闇が辺りを覆う最中、
2両の御殿場線の電車が富士の懐に飛び込むかの様に走り去っていきました。

沼津行きの列車が去って数分後、国府津行きの列車がやってきました。
時刻は17時を回っています。日没と寒さと闘いながらの撮影となりました。


静岡市に宿泊し、翌日は久能山東照宮を経て日本平の展望台へ
ここでやっと山頂までくっきりと富士山を見ることができました。

富士山と共に世界遺産に登録された三保の松原のある三保半島や駿河湾も綺麗に見渡せました。

くっきりと現れた富士山頂。冬で空気が澄んでるせいか山肌の細部まではっきり見えました。
ここまで綺麗に見えたのは生まれて初めてかもしれません。

ただ、富士山の天気は長持ちせずバスで日本平を下って東静岡駅に着いた頃にはご覧の通り。
山写真の難しさを感じる旅ともなりました。