2016年8月30日火曜日

鳥羽湾と共に特急「しまかぜ」

船津での撮影を終え、普通列車に乗り中之郷で下車
ホームから鳥羽方向を見ると線路脇に何やらトンネルが

近づいて改めて見てみると開口部が道路らしからぬ形をしています。

微妙にカーブを描き志摩線に寄り添うように佇むこのトンネル。
実は志摩線の開業当時に使われていたトンネルなのです。

内部の路面は道路として舗装整備されていますが、
壁面は鉄道時代とさほど変化はなさそうです。

トンネルをくぐって反対側からの開口部の様子
トンネルは志摩線の改軌工事が行われる1969年(昭和44年)まで使われていたそうです。

トンネルから続く道を志摩線沿いに進むと鳥羽城跡の入り口が見えてきます。

鳥羽城跡を石垣沿いに登って行くと次第に高度が上がり視界がひらけます。

天守閣跡まで上がると鳥羽湾沿いに走る志摩線を完全に見下ろす形に
早速やって来たビスタEX(30000系)を撮影しました。

ビスタEXに続き名古屋発の観光特急「しまかぜ」がやって来ました。

非常にゆっくりと通過したので編成アップのカットも撮影

青い「しまかぜ」の次は赤い伊勢志摩ライナーが鳥羽を出て賢島へ向かいます。

先ほどとは少し場所を変えて京都からの「しまかぜ」を撮影

大阪難波に向かう黄色い伊勢志摩ライナー
伊勢志摩ライナーと言えばやはりこの色です。

先ほど船津で目撃した観光列車「つどい」が折り返して戻ってきました。

最後はミキモト真珠島をバックに黄色い伊勢志摩ライナーをサイドから捉えました。

2016年8月26日金曜日

単線区間を往く近鉄特急

快晴の空の下、2両の普通電車が単線区間をゆっくりと進んでいきます。
先日近鉄志摩線に出かけ、じっくり近鉄特急を中心に撮影してきました。

近鉄志摩線は複線化改良が行われたものの一部で単線区間が残っており、
今回訪れた志摩赤崎~船津間では今でも特急が単線区間を往く姿が見られます。

登場から40年以上が経過してもなお主力車両として活躍する12200系(新スナックカー)

先程は名古屋からの12200系でしたが、今度は上りの大阪難波行き12200系

1日1往復のみ名古屋から志摩線に入るアーバンライナーplus(21000系)

リニューアルして斬新な朱色が際立つ伊勢志摩ライナー(23000系)
快晴の空、背景の緑と重ねて見るとかなりの存在感があります。

伊勢志摩ライナーの通過後、次の撮影地に移動しようと船津駅に戻ると不意に踏切の音が…
すると本来運転日ではない筈の観光列車「つどい」が現れたので慌てて撮影

見たところ通常と異なる運転時刻に乗車しているのは殆どが小学生だったので
恐らく貸切列車としての運転だと思われますが、個人的には嬉しい誤算となりました。

2016年8月7日日曜日

伯耆にて381系の活躍を追う

関西から381系が引退して早くも半年以上が経過しましたが、
再びその勇姿を目にしたいと思い先日伯備線沿線に出かけてみました。

訪れたのは里山の情景が豊かな伯備線の鳥取県内のエリア
日本海へと流れこむ日野川に沿うように伯備線の線路が伸びています。

未明に大阪を出て、現地に到着早々撮影を開始
8時30分頃、黒坂~根雨間で遠路東京からやって来たサンライズ出雲を捉えます。

サンライズに続いて振り子電車らしく大きく車体を傾けながら特急やくも1号381系が通過

少し場所を移して田んぼが広がる開けたポイントで岡山行きのやくも8号を撮影
朝の上り列車とあってかパノラマグリーン車付きの9両編成でした。

9両編成が来たかを思えば、直後の下りやくも3号は4両編成での運転

特急やくもの合間には黄色に塗られた2両の115系が地域輸送を支えています。

撮影スポットの多い黒坂~根雨間、同じ駅間で再び場所を変えてやくも5号を撮影

撮影の合間に根雨駅にも立ち寄ってみました。

2時間に1本の割合でやくもも停車する根雨駅
みどりの窓口も設置されています。

山陽新幹線のフィーダー輸送の役割を担う伯備線の駅らしく
新幹線を介した往復きっぷのPRポスターが張り出されています。

伯備線沿いを米子方面に進み、江尾~伯耆溝口間でやくも16号を撮影
関西では見られなかったやくも独自の貫通扉付き先頭車が新鮮に見えます。

伯備線は1日4本貨物列車も運転されていて、日中にもその姿を見ることが出来ます。

江尾~伯耆溝口間にある上溝口信号場でカメラを構えているとキハ120型が通過
全線電化されている伯備線ですが、新見以北ではこうした気動車の運用も見られます。

同じく上溝口信号場でEF64 1028牽引の貨物3088列車を捉えました。

貫通扉付き先頭車を先頭にした6両編成のやくも20号が通過

やくも20号の最後尾は通常タイプ。軽やかに信号場のカーブを駆け抜けて行きました。

今回最後は名峰大山の麓、岸本駅近くでコンパクトな編成のやくも13号を撮影しました。
伯備線の風光明媚な風景と多様なやくもの編成で充実した撮影となりました。