2014年4月22日火曜日

高山本線2つの木造駅舎

今回の高山本線撮影に合わせてレトロな2つの駅を訪れてきました。

1つ目は下呂から一つ岐阜側手前の焼石駅
木造駅舎に公衆電話と郵便ポストの典型的な田舎駅の要件を全て満たしています。

味がある立体の駅看板

既に閉鎖されて久しい駅事務室。
かつて駅員が常駐し列車の安全を守っていた時代を偲ばせます。

駅舎の建物資産標にはS4年12月の表記
焼石駅の開業日は1929年(昭和4年)4月14日

大きな掲示板で覆い隠されるかつての出札窓口
地元小学校の広報誌が掲示されていました。

まさしく山間の交換駅といった風情が漂う構内

かつての貨物用の側線には保線車用なのか未だにレールが残ってます。

駅付近で咲き誇る桜と通過するワイドビューひだ


続いて2つ目の駅は高山本線を南下して古井と下麻生の間にある中川辺駅

こちらは周辺に住宅も比較的多く、
駅頭には自動販売機や地元の方が手入れする花々も見受けられます。

建物資産標の表記はT11年11月
駅の開業日も同じ1922年(大正11年)11月25日

こちらの出札口も無人駅のため掲示板で封鎖
待合室全体は少し広めの印象

ホームには駅舎ほど古くはありませんが、昔ながらの跨線橋も

鋼材に古レールも使われています。

18時2分にキハ47の飛騨金山行き普通列車がやって来ました。
夕時とあってそこそこの下車客があった印象

今回訪れた両駅とも無人の木造駅舎で建物も全体的に傷んできている状態でした。
民営化から25年以上経ち、こうした駅舎にも終焉が近づいていると感じる訪問でした。

2014年4月18日金曜日

信号場での交換風景+α

前回の記事では高山本線のキハ48にスポットを当てましたが、今回はキハ48を撮影する合間に訪れた信号所と橋梁について紹介します。

訪れたのは白川口~下油井間にある鷲原信号場
ちょうど国道41号線の道の駅「美濃白川」の裏手に位置しています。

信号場の下油井方にはトラス橋とトンネルが連なっていて踏切内から一直線で撮影してみました。

信号場中心部分、S字状の線形が特徴です。

S字の線形による見通しの悪さをクリアする為かなり高位置に出発信号機が設置されています。

飛騨川を渡ってワイドビューひだ8号名古屋行きがやって来ました。

信号所内でワイドビューひだ9号高山行きとゆっくりすれ違い

信号所内で一旦停止していたワイドビューひだ9号がゆっくりと発進

飛騨川を渡って下呂方面へ

続いて訪れたのは飛騨金山~焼石間の第二益田川橋梁です。

トラス橋とガーダー橋が組み合わされたこの橋梁。高山本線でよく目にするタイプです。
橋脚部分をよく見ると根本がコンクリートで補強されています。

この橋梁、益田川(飛騨川)と同時に国道41号線も跨いでいて、後年の国道の拡幅によって橋脚1本が道路の間に取り込まれた構造になっています。

この他にも高山本線沿線には道路と交差する橋梁や信号所が幾つもあり渋い見どころが満載です。

2014年4月16日水曜日

桜彩る高山本線と国鉄型キハ

4月も中旬に入り気候も穏やかになってきたので、久々に本格的な鉄道写真を撮りに出かけてみました。
目的地は高山本線まずは白川口~下油井間の橋梁で東海色一般色キハ48を撮影(1826D)

最初に撮影したこの橋梁は国道41号線と交差していて袂には満開の

こうした線路や道路沿いのはもちろん、山の斜面に自生した桜も満開で各所で桜を楽しみながらの撮影ともなりました。

少し場所を変えて田園地帯の築堤を行く東海色のみのキハ48(4717C)
(白川口~下油井間)

こうした日常の一コマがまた良いものです。

飛騨金山~焼石間のトラス橋にて(4719D)

焼石駅には線路脇に桜が植わっており、一般色を先頭にしたキハ48と絡めてみました。

同じく焼石駅にて普通列車(4718D)とワイドビューひだ13号の交換風景

白煙を上げつつ焼石駅を後にするキハ48

高山本線ならではの撮影地、下原ダムのダム湖でも撮影(4721C)
なかなか簡単に水鏡とはいきませんね。
(飛騨金山~焼石間)

列車がダム湖の橋梁から少し進んだ所でサイドビューも撮影

帰りがけに寄った中川辺駅キハ47を撮影(4727D)

今年度中より新鋭のキハ25形に順次置き換えが決まっている高山本線キハ40系列、今回はその日常の光景の記録として大変充実した遠征となりました。