2018年2月19日月曜日

高雄市内を走る藍皮客車

今回の記事は昨年の8月に撮影した内容ですが、遅れに遅れて今の掲載(汗)

台湾に渡航中の早朝、高雄市でレンタサイクルを借りて凱旋三路を走り、
野ざらしのプラットホームにたどり着きました。
ここは一般利用の駅ではないものの平日には朝と夕方に1本ずつ列車がやって来ます。

 プラットホームの少し先の踏切で待っているとその列車がやってきました。
ディーゼル機関車が2両の青い旧型客車を引っ張るスタイルです。

客車の扉が開けっ放しになっていますが、
乗車しているのは近くの鉄道工場で働く台鉄の職員なので問題ありません。

朝の通勤バイクが大勢待つ踏切をゆっくりと通過していきます。

線路は踏切の先でループ状になっており、列車は向きを変えて戻ってきます。

改めて客車を撮影。普快車にも連結される客車と同じタイプのようです。

出勤する台鉄職員を運んだあとは夕方まで引き上げます。

職員列車が通過した踏切は台湾鉄路管理局の工場、高雄機廠と隣接しています。

普段は可動式の柵で仕切られていますが、工場の端は道路が横断しており、
道路から構内の様子を見ることが出来ます。

高雄機廠は主に客車、貨車の整備を行う工場になっています。
職員列車が走った線路は工場で整備を受ける車両の回送線ともなっています。


夕刻、左營~新左營間の陸橋を訪れてみました。
ここは台鉄と台湾高鉄を同時に撮影できるスポットとして知られています。

午後5時を少し回った頃、高雄方面から朝と同じ編成の列車がやってきました。
夕方も同じく職員列車として高雄機廠から高雄を経由し新左營まで走っています。

相変わらずあらゆる扉が開けっ放しのまま、陽が傾く高雄の町中を走っていきます。