2017年5月28日日曜日

台湾南部に残る客車鈍行①

台湾南部の大都市、高雄を早朝に出る莒光号(急行列車)に揺られること約1時間。
屏東県にある田舎町、南州に降り立ちました。

駅から徒歩で撮影地に向かいます。
途中で舗装道路に挟まれた樹木を発見。
何やら謂れのある木らしく根本には祭壇も設けられていました。

 駅から歩いて20分程で撮影地の陸橋に到着。
カメラを構えると早速3525次区間車(普通列車)がやってきました。

次にやってくるのもディーゼル列車の区間車なので趣向を変えて正面で狙ってみました。

続いてやって来たのが今回お目当ての客車運転による3514次区間車です。
車両の回送も兼ねているのか電源車を2両繋いでいました。

以前は高雄以南で客車区間車は数多く走っていましたが、
電化工事の進展により余剰になったディーゼル車を転用して客車区間車の淘汰が進みました。
現在、客車区間車が見られるのは朝の1往復のみとなっています。

最も古いタイプのディーゼル自強号(特急列車)DR2800型が通過(303次)。

ディーゼル自強号(304次)を正面から撮影。
こうした撮影が楽しめるのも架線のない非電化区間ならではです。

最後に6両のディーゼル区間車を色んな角度から撮影してみました。

立ち並ぶ鉄塔と絡めてみたり

広々とした南国の田園地帯を走り抜けていきます。

ただ、こうした光景が見られる南州辺りも電化工事が決定しており、
架線のないスッキリとした環境で撮影が出来るのもあと僅かとなっています。