2015年5月22日金曜日

日本建築が健在の新竹市

5月中頃に再び台湾を訪れてきました。

今回は台北から列車で新竹へ向かいます。

大勢の乗客でごった返す台北駅から高雄行きの莒光号に乗車

台北周辺の人口密集地を抜けると長閑な田園風景の中、列車は進んでいきます。

台北から1時間20分程で新竹に到着

新竹まで来た目的はこの駅舎
1913年完成の台湾で現存する最古の駅舎を一目見たくてやって来ました。

駅前広場から全景を眺めてみる。
重厚な造りが如何にも街の玄関口であると示しているように感じます。

駅舎の傍らには瓦屋根の手荷物取扱所も併設されています。

駅前広場には古い駅舎に因んで鉄道レールのモニュメントが設置されていました。

少し新竹の街を歩いてみると駅舎以外にも日本時代の建物が数多く残っています。
こちらは現在資料館となっている元「有楽座」という映画館の建物

通り脇にかつて使われた映写機が展示されています。

日本時代の新竹州庁舎(現在は新竹市政府庁舎)
煉瓦造りと瓦屋根の独特な組み合わせです。

新竹市政府の向かいには新竹市警察局の庁舎が建っています。
この建物は日本時代新竹郡役所として建設されました。

警察局と向かい合うように日本時代から使われてる消防署も建っています。

街の散策を終えて再び駅へ
乗車前に新竹駅東京駅と姉妹提携を結んだ際に発売された記念入場券を購入しました。

昔からの駅舎を出来るだけ傷つけずに自動改札機を設置している努力に感心

乗車前にしばし撮影。一般列車に供される台湾鉄道のEMU700型

彰化行きの太魯閣自強号が通過

行きは莒光号だったので帰りは自強号に乗車

やって来た車両は意外にもEMU300型
イタリア製の吊り掛け駆動、チョッパ制御という珍しい電車に乗ることが出来ました。

台北駅下車後に入線して来た普悠瑪号を見物
今回の行程でもこの車両への乗車するチャンスはあったものの満席で乗車できず、
次回に持ち越しとなりました。