2013年9月22日日曜日

かつての競争の地、日光

 前回の記事から東北地方は出ましたが、まだまだ旅は続きます。
9月9日の午後、会津若松から会津鉄道鬼怒川温泉
そして鬼怒川温泉から更に南下し、下今市で東武日光行きの列車に乗り換えました。

車両は東武6050系
車内にも幕式の行き先表示が設置されいる変わった車両でした。
近年の車両は車内に液晶やLEDの案内画面を設置するのが当たり前になっているので
これはある意味先見性がある取り組みだったかもしれません。

ボックスシートが並ぶ車内
折りたたみ式のテーブルや座席のクッションが一人ずつ分かれているなど、
少しでも快適に過ごせるよう工夫がなされていました。

 東武日光に到着
後ろに写っているのはJR新宿から乗り入れてきた253系

 屋根が大きく張り出す立派な駅舎が観光客を出迎えます。
駅舎は山小屋をイメージして改修されたそうです。

駅舎を裏から見ると薄緑色の屋根が目立って違った印象を受けます。

駅前から東照宮方面に続く道路
結構な勾配になっていますが、かつてここを東武日光軌道線の路面電車が走っていました。

東武日光軌道線の車両は路線廃止後、岡山電気軌道へ譲渡され現在も活躍しています。
写真は東武色の復元塗装を纏った岡電3000形

一方こちらはJR日光駅

1912年(大正元年)完成に完成した洋館風の駅舎が現役で使用されています。

駅舎2階はギャラリー兼待合室として開放されています。

駅向かいには日光ステーションホテルクラシック、こちらはモダン建築の印象

キレイに整備されている改札口

観光地の駅によくある団体用の臨時改札口も残っています。

普段は閉鎖されていますが、貴賓室もしっかり残っています。

レトロ調な駅名標が設置されていました。

ホームに出てみるとJR線の上を東武の線路が越えているのがよく判ります。
国鉄よりも後に日光に進出した東武が国鉄利用者に自社線をアピールする為、
このような配置にしたよな気がします。

車両は帯色をレトロ調に変更して今年転属してきた205系600番台

 
205系に揺られて40分あまりで宇都宮に到着
宇都宮駅の日光線ホームの駅名標もきっちりレトロ調になっていました。