2013年9月13日金曜日

3年ぶり東北(気仙沼線編)

仙台から東北本線で小牛田
駅には仙台地区の気動車基地である小牛田運輸区が隣接

小牛田からは石巻線を経て気仙沼線に入る柳津行きに乗車

車両は東日本の定番気動車キハ110

列車は小牛田から前谷地は石巻線、前谷地から柳津まで気仙沼線を走ります。

終点の柳津に到着

気仙沼線は前谷地と気仙沼を結ぶ路線ですが、
柳津~気仙沼間は震災以来不通が続いています。

柳津から先は気仙沼線の不通区間をカバーするBRT(バス高速輸送システム)に乗車します。
このバスは一般道路以外に気仙沼線の鉄道用地を転用した専用道を走るため、
代行バスよりも一段進んだ鉄道の仮復旧という位置づけになっています。

バスに乗車し一般道を進んでいくと次第に津波の被災地に入っていきます。
崩れた気仙沼線の盛土を再構築している様子が見えました。

ただ、場所によってはコンクリートの橋台等を残して津波で盛土部分が流され、
そのまま放置されている区間も結構あります。

 車窓からは記憶に残るこの建物の姿も…

一方で震災前と同様の美しい車窓も見ることが出来ます。
これは陸前戸倉~志津川間で撮影した志津川湾の風景

実は3年前に列車でこの区間を通った際も同じように撮影していました。

車窓には復興が中々進んでいない現状と美しい自然の風景が次々に展開していきます。


 気仙沼線の鉄道用地を進むBRT
もとは単線のため所々にすれ違うために2車線になっている箇所があり、
道路との交差部には一般車の進入を防ぐ遮断機が設置されています。

駅の跡には新たに立派な停留所が設けられています。 

鉄道用トンネルももちろんそのまま進入 

 独特な断面のトンネルにバスで入る不思議な感覚

鉄道ルート外に停留場を設けたり、鉄道跡地の整備が終わっていない関係で鉄道用地から一般道へ何度も行き来を繰り返します。

 一般道走行中に見つけた看板
比較的標高がある場所なのですが、ここまで津波が達していたとは想像以上でした。


バスに2時間揺られ、終点の気仙沼に到着

3年前の気仙沼駅の写真
見比べると駅舎前にデザインされた雨除けが設置されたのが判ります。

気仙沼駅周辺は津波被害には遭っておらず3年前とさほど変化は無さそうに見えました。

こちらが3年前の写真

乗り継ぎ時間が1時間程あったので、気仙沼港近くにある
気仙沼復興商店街南町紫市場内の「特急寿司」というお店で海鮮丼をいただきました。

駅に戻って今度は大船渡線に乗車
この後一ノ関を経てこの日の宿泊地である仙台に向かいました。