2012年11月30日金曜日

「飯田線秘境駅号」乗車記2

前回の記事の続きで秘境駅号で為栗に到着。
為栗と書いて「してぐり」と読むかなりの難読駅名です。

 駅から伸びる道は大きな吊り橋で長野県道1号線と繋がっています。

 ホームが低くしかもカーブしているため373系との間にはかなりの隙間が…

 駅から見える色づいた山々と平岡ダムのダム湖(天竜川)がホッとさせてくれます。


 駅名がカッコイイ中井侍に到着

辛うじて舗装道路が通じていますが、道は狭くかなり険しそう 


そして遂に秘境駅中の秘境駅、小和田に到着

小和田は静岡、愛知、長野の3県の県境が交わる場所に隣接している大変珍しい駅です。

小和田は今まで訪れた秘境駅とは違いしっかりとした駅舎が残っています。

かつては列車の交換設備もあったようで、今ではホームだけが残っています。

佐久間ダムのダム湖と雄大な山々

駅舎の中にはこんな国鉄時代の名残が…


小和田を離れ秘境駅号最後の停車駅、大嵐に到着

大嵐は1面2線の典型的な交換駅ですが、駅の両端にトンネルがあり、ポイントがトンネルの中に設置されているのが特徴です。


南側のトンネルは佐久間ダムの建設に伴って飯田線のルートが大幅に変更されたため、ポイントの奥が急カーブとなっています。

列車の発車時刻が迫り列車に戻る秘境駅号の乗客たち

秘境駅号は中部天竜では扉は開きませんが、駅に入る直前にかつてこの駅にあった佐久間レールパークの跡地を見ることが出来ました。

すっかり日も暮れて夜になった豊橋に到着

飯田から所要時間4時間44分の不思議な列車の旅はここでおしまいです。