2011年3月17日木曜日

在りし日の被災地を想う

 2011年3月11日。この日に発生した東北地方太平洋沖地震で宮城・福島を中心とした地域は壊滅的な被害を受けるに至りました。この地震で亡くなられた方々にご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。
地震直後から断続的にテレビで放送される被災地の映像を見るにつけ大変心苦しく胸が締め付けられる思いをいたしております。
女川駅停車中の石巻線キハ48
私は昨年の8月に東北を旅し、特に仙石線、石巻線、気仙沼線に乗車し海岸線が見える正に風光明媚な景色が大変気に入りました。しかし、今回の地震に伴う津波で沿岸部各地で甚大な被害が発生してしまいました。

地震の半年前に現地を訪れた者として、今の想いを少しでも形にするべくこの記事を書かせていただきました。記事を見て不快に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これが被災地に手の届かない所にいる私なりの精一杯のエールだと受け取っていただくと幸いです。

左は気仙沼線の陸前戸倉~志津川間の車窓、自治体的には南三陸町に当たります。このあたりは線路が幾分高い所を走り、特に景色が素晴らしかったと記憶に残っています。右は仙石線の205系です。仙石線は仙台の地下駅を出発点とし、日本三景の一つ松島の一帯を通り石巻に至るというとても変化に富んだ路線として印象深いです。

 夕方の仙台駅。駅前の広場には至る所で待ち合わせをする人がおり、バスやタクシーが目まぐるしく出入りする大変活気に満ちた時間帯です。東北の中心駅とあって車両もバラエティが富んでおり、右側の写真にある「リゾートみのり」という観光列車も発着しています。
快速「リゾートみのり」の仙台駅出発シーン

仙台にはJRだけでなく地下鉄も走っています。この度の地震では宮城県内の鉄道としていち早く地下鉄が復旧したようです。まだ、一部区間のみの運転再開ですが、これが復興の追い風となればと思います。
今回は東北地方にかつての活気が1日でも早く戻ることを願ってこの記事を書かせていただきました。この地震は被災地だけの問題ではなく全国各地に影響が波及しています。私も微力ながら自分は何が出来るのだろうかと常に考えながら日々を重ねていきたいと思います。